上地先生「研修を受けてみて」

上地先生「研修を受けてみて」

「精神科専門医研修プログラム ゆい」は、平安病院(基幹施設)と県内6つの医療機関(連携施設)が連携して、専門的な研修を行い、精神科専門医の取得を目指すプログラム(原則3年間)となっています。

▼詳しくはこちら
https://www.heian-hp.or.jp/yui/

ゆいプロジェクトは2018年4月から開始し、私は初めの2年間を平安病院で研修させていただきました。
3年目である2020年4月からは8ヵ月間の糸満晴明病院での研修が始まりました。

糸満晴明病院での研修の流れ

糸満晴明病院には沖縄県唯一のアルコール治療の専門病棟があり、そこではアルコール依存症リハビリテーションプログラム(ARP)を行っていきます。私は指導医の指導の下、そのアルコール病棟を担当させていただきました。
基本的に午前午後と1日2回、病棟回診を行います。
毎週火曜日は指導医、初期研修医とチームを組んで全体回診を行います。

外来での研修は最初の2ヶ月間は指導医の診察に同席し見学します。3ヶ月目からはアルコール依存症の新患を指導医指導の下、対応させてもらいます。
外来は月曜と木曜の午前中に週二回行います。

アルコール依存は肝臓が悪い方や、身体面が悪い方も多くいますので、その場合は総合病院への転院も必要となるので、身体疾患の知識も必要となります。

研修を受けてみて

最初はアルコール依存症への知識がゼロだったので、平安病院にいた頃は少し偏見がありました。
当時担当を持つ事への自信のなさもあり苦手意識がありましたが、実際に正しい知識を得る事でそういう考えも払拭できました。

11月いっぱいで研修は終了となりますが8ヶ月間色々と学ばせていただきました。
次の専攻医もいい学びに繋がると思いますので是非頑張ってください。