消火避難訓練 外来トリアージ訓練

消火避難訓練 外来トリアージ訓練

みなさまこんにちわ(*´∨`*)

今回の病院の取り組みは、先月末の6月30日に行われた「消火避難訓練 外来トリアージ訓練」の様子を取材してきました!
病棟で火事が起きた想定での訓練という事で、浦添市消防本部の皆さんにもご協力いただき、本格的な訓練を行いました。


 

トリアージとは、患者の重症度に基づいて治療の優先度を決定し、選別を行うことです。

訓練の説明の後、各自役割分担のもと準備開始です。

患者役のスタッフは顔にススをぬっての臨場感を演出するなど工夫を凝らしていました。

 

さあ、14:00訓練スタートです。

大音量で警報が鳴り響き、火元の病棟スタッフが駆けつけ、その他の病棟から応援スタッフが次々と到着します。

しかし、消火に失敗し患者を病棟から避難させることになります。

病棟1階で患者役はぐったりしており、ここからトリアージエリアに次々と避難、運ばれていきます。
入り口で優先順をつけられた患者はその該当エリアへ運ばれます。

■ 緑エリア・・・軽処置群(軽症群)
■ 黄エリア・・・非緊急治療群(中等症群)
■ 赤エリア・・・最優先治療群(重症群)
■ 黒エリア・・・不処置群(死亡群)

各エリアでは患者の処置を必死で行いますが、エリアごとで緊迫度が全く違いました。
デスク仕事をメインとしている私からすると、赤エリアの重症患者への処置は、ドラマで見る救命救急と同じで、現実なのか、非現実なのか、一瞬わからなくなるほどの感覚で見ていました。

今見ている訓練が本当に起こったら・・・そう思うとゾッとしたのを覚えています。

消防・救急隊員も加わり、他の病院へ搬送する想定で、医療スタッフと協力していきます。
災害対策本部では、患者の情報整理や、処置の進み具合、搬送の状況確認などをまとめていきますが、初めての訓練なので想定外のことが起こったりと課題もたくさん見られました。

さて、訓練も中盤、な、な、なんと病棟に患者が取り残されているとの情報・・・。

でも大丈夫!はしご車の出動です。
この日は台風前日だったので風が強く吹いていましたが、はしご車での訓練も無事行われました。
(乗り物好きの私は興奮して写真を撮りまくってしまいました。笑)

その後、引き続き訓練され、最後の患者の処置が終わったところで実訓練も終了。
終了後、浦添市消防本部の皆さんからの総評をいただき、その後院内の反省会へ。


災害時やるべき事や、改善点、様々な意見が飛び交い、半日かけてのトリアージ訓練が無事終了しました。


 

取材して思ったのが、最近では各地で自然災害などが起きていますが、
いざという時パニックにならない様に、このような訓練は絶対にやっておいた方がいいと感じました。
医療スタッフではない私も現場の空気感を見れて本当に良かったと思います。

訓練に参加したスタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。

ご覧いただいている皆様も地域の避難訓練などがあった際はぜひ参加してみてください。