相談支援事業所 ゆんたく

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2018年11月29日

11月に実施されたペアレント・トレーニングセッションの様子

本年度のペアレント・トレーニングが平成30年9月から始まりました。
今回は、11月に実施されたペアレント・トレーニングのセッションの様子をご報告したいと思います。
セッション5では、「効果的な指示の出し方」について参加者の皆さまと学びました。

子供に指示を出すのだけれど、なかなか伝わらない・・・そんな経験ありませんか?

発達に特性を持った子供たちでなくとも子育てをしている方にとっては、日常的によくあることかと思います。ペアレント・トレーニングでは、子供に指示をだすには、「CCQを心がける」というちょっとしたコツを使う事が効果的と言われています。

CCQとは、
C:Calm 穏やかに
C:Close 子供にもう少し近づいて
Q:Quiet 声のトーンを抑えて静かに

というものです。
これを心がけて子供に指示を出せば指示が通りやすい、とされており、今回のセッションでは座学とロールプレイを使って参加者で学習をしました。
ちなみに、ロールプレイとは、子供とやりとりをする場面を設定し、参加者が実際の母親役や子供役になって練習するものです。ペアレント・トレーニングでは、このロールプレイを用いた学習がプログラムのメインとなっています。

セッション5でも、実際の指示の出し方をロールプレイを用いて練習し、「普段指示を出すときに全然子供に近づいていなかったことに気づいた。」「子供役になってみると、CCQで指示されると、「自分に言われている」というのが分かりやすい。」等、参加者からは様々な感想が聞かれました。

こうして学んだことを次回までの「ホームワーク(宿題)」として実際の生活場面で取り組んできます。毎回、このような流れでセッションは進んでいきます。回を進めていくごとに、参加者からは、「子供に怒ってばかりいたのに怒ることが少なくなった。」「子供が穏やかになった。」等の声が聞かれるようになってきました。

全11回のセッションもそろそろ折り返し。親子の円滑なコミュニケーション、好循環な親子関係を目標に、参加者の皆さまと一緒に学んでいきたいと思います。